三角格子の家
建築概要
- 建設地
大分県
- 設計者
坂茂建築設計
三角格子の家
個人の住宅として設計された建物は、通常の木造軸組み構造とは全く異なる構造で出来上がった。屋根に、2Ｘ4材を三角形にトラス状に並べ2枚重ねの構造用合板の間に挟み込む、ストレストスキンパネルを用い、ロングスパンの空間を梁を使わず実現してます。
海側の開口は4枚の引戸を壁の外まで引くことができ、海の景色を切り取る巨大なピクチャーウインドーとして、道路側はストレストスキンパネルを200ｍｍ幅でスライス（実際は200ｍｍの幅で製作）した、三角格子スクリーンを半透明な耐力壁として採用しています。
キッチンは、折り畳み式ダイニングテーブルが納まった、扉状の収納棚の開閉により、Ｌ字形キッチンスペースを使用時には作ることができるなど、使用しないときには生活感が出ないデザインとなっています。
